第496回(2022年05月25日)

絶版本もスマホで閲覧可能に!国会図書館デジタル化、舞台裏に迫る

タイムテーブル

[開始] 開始 (0:02:22)

デジタル図書館の舞台裏をご紹介します。デジタル図書館もだけど、AV新法も皆さん気になるとは思っている。新法については山田さんは直接かかわっていないが、どんな法文かは入手しているので詳細のQA触れていきたい。

[ニュース] ゆっくり茶番劇、商標の抹消申請へ 官房長官コメントも (0:03:38)

あっけない幕切れだった。この問題については解決したが、商標と知財との関係、二次創作について官房長官会見で語られる時代になった。松野さんはネット選挙のことでお話したことあり、熱心に聞いておられた。二次創作については比較的詳しい。山田さんとしては官房長官発言もあり、知財でおさえておくのであれば第2、第3のゆっくり茶番劇が起きないよう、自由に使える部分(権利保障ありき)おさえていきたい。ドワンゴさんは再登録されるとのことだったが、めんどくさいことになる可能性も。特許庁いわく最大の防御は防衛出願。商標として使い始めるとまた変わってきてたかも。ネットミームが商標登録できちゃうのは問題、決定者も2人程度というのも・・・。特許庁は正当と言っている。知財で党の方で提言していこうと思う、その際は皆さんにもお話する。国会で二次創作とかコミケとか出てくるようになった。国会で初めて使ったのは山田さんとのこと。アナウンス効果は一定あったと思う。エロ同人といわれるものをはじめけしからん、といわれるものと国会議員にも思われてたら危なかった。表現の自由を山田さんが推してなかったら「今」は変わっていたかもしれない。

[ニュース] 最高裁、在外邦人の国民審査投票不可は違憲 (0:12:04)

後ほどトピックスで。在外邦人の選挙権もあるので。

[ニュース] 首都直下地震、被害想定見直し (0:13:32)

これもすごく大事。防災のDXを進めている。国会で山田さんが取り上げてきたものでもある。防災については積極的に出してきた。首都直下地震が7割を出してきたのは驚き。南海トラフも同様。試算が減っていなかったのはおかしかった。デジタル防災庁orデジタル防災庁というのも菅総理時代に出した。内閣府、国土交通省とか縦割りなので、総理と対話するタイミングで政権の中心議論としてやっていきたい。骨太のデジタル部分は山田さんも見ているので盛り込みたい・・・。こういうこと具体的にやっていくのが政治だと思っている。

[ニュース] 立憲民主党、性行為を伴うAV撮影禁止の法案提出検討 (0:17:13)

トピックスで話したい。立憲民主党がAV内での性行為を禁止する、というのを入れてきた。

[トピックス] 国民審査法違憲問題 (0:19:10)

国民審査法違憲!最高裁大法廷判決
在外国民審査訴訟判決のポイント
-最高裁の判事の国民審査投票が外在邦人ができないのは違憲という判決になった。法令違憲判決(1~8件目)の7番目。回次162:在外邦人選挙権の制限違憲判決。
在外邦人はネット投票になる可能性がある、それに伴い国内のネット投票も進むのではないかと推測される。
国会の立法不作為=国会がサボっていたというと、対処しないといけない。
国会改革の面で山田さんもお話していた。今後もチェック。

[トピックス] AV新法いったいどうなる? (0:25:25)

AV新法について。立憲民主党の一部の人が言っているAV新法について。
法律は衆議院のHPからとれるはず(←5/25時点ではまだでした)。概要を山田さんから説明。発端は成人年齢引き下げ。20歳→18,19歳も政治に。18~19歳はAV出演しても救済できていたが、成人年齢が引き下げられたので救済ができない。AVは一生残る可能性があるの重い。塩村文夏さんからも山田さんに話あった。新しいAV新法が表現の自由的に問題にならないかという点で山田さんもチェックはしていた。衆議院に出てきたので皆さんにも少し話せる。18歳、19歳とはいえ勧誘する人が巧みなのもあり、被害をうける人はいるので20歳超えてるひともそこは騙されるひともいるのでは?「やっぱりやめたいです」といえるようにした。撮影から提携まで1か月、撮影してから4か月は「嫌です」といえるようにした。ホワイトのAV会社にも厳しいものではある。書面で実際に撮影内でどんな行為を行うか具体的に説明義務が発生。顔だしすることにより個人特定される可能性があるということを説明する必要あり、など与野党と検討した内容を詰めた。塩村さんの名誉のためにいうとAV新法を作った実務者。立憲民主党内でも攻められているけど、彼女の立場はまず立法すること。リベンジポルノは他の法律で対処対応。
立憲民主党が言っているAV禁止法の問題点。セックスワーカーというものをどう考えるか?
性行為そのものは犯罪ではない、きめ細かく決めてしまった結果もれてしまうことがある。例)児童ポルノで自撮りしたら自分が捕まる。秩序を作るだけの法律。どう被害者を守っていくのか。
山田さんが立憲民主党案で理解できない点:野党の実務者間で詰めてたはずなのに立憲民主党からNOがでてるのは党議拘束効いてない。党内でちゃんと詰めておいてほしい。与野党で議論を詰めて作ったのに、交渉しているはずの党内からでてくるのは何を信じたらいいのか。
ある団体の声明:犯罪フィクションのコンテンツを制限してください。警察庁にもエビがある、ということだったが、警察でもそんなものは承知してない(5/9問い合わせしてすぐ返答あった)。売春はNGなのにAV内での性行為はなんでOKなのかという点については小山さん説明あり。
最終的に固まったものを皆さんに説明していきたい。ブラックなところに対しての取り締まり対策は必要。お金が発生していれば対象になる。ただ、個人でやってる場合だと対応がどうなるか。注視が必要。

[特集] 絶版本もスマホで閲覧可能に!国会図書館デジタル化、舞台裏に迫る (0:48:48)

個人向けデジタル化資料送信サービス:概要 令和4年5/19より開始 152万点が絶版。山田さんも頑張って法案通した。小山さんもガリガリ作っていた。どうなのかイメージを紹介。例)国会図書館デジタルコンテンツ
対象資料の一覧。Q&Aの紹介、新聞記事には出てないのでQA作りました。
Q1、全検索いける?A,No。2022年12月から全文検索できる予定。
Q2、印刷できる?A,現在は印刷できない。2023年1月より印刷できる予定。
152万点は少ない?←国会図書館デジタル化の概況【既存:2020年時点】を見れば、今後も増えていくことがわかる。
納本デジタルの法案がさっき通りました。2000年以降はデジタル納本のみのものがある。
国立国会図書館法改正案:有償等オンライン資料の収集開始
これまでの歴史。国立国会図書館:資料デジタル化の経緯
2020年知的財産戦略調査会提言→政務調査会提言にシフト。シフトしたときにOCR化を盛り込んだ。
①絶版等資料のネット送信 2022/5/19スタート
②図書館資料のメール送信:リクエストがあれば資料の一部送信できるようにしましょう(※補償金あり)、とした。これは有償のサービス、内容については今後検討。国立国会図書館だけではなく地域の図書館も範囲になる。
2021年 知的財産戦略調査会提言:デジタルコンテンツの利活用
→デジタルニュースはどうするか?有料じゃないと見れない、2か月くらいで消える。
国会のDX提言 (2021年6月18日)国会でタブレット使えるようになった。
国立国会図書館資料・情報の収集・保存におけるデジタル化促進。(5/25に国会通った)
授業目的公衆送信補償金制度:概要 例)学校で授業で使う目的の場合に生徒数に応じた補償金がクリエイターに入る。お金の分配とかの仕組みはまだ検討だが制度としてはスタート。これがないとオンライン授業とかできなかったかも。
改正国立国会図書館法 成立しました。2022/5/25
内容紹介。結構大きなもの。ニュースにもならないけど大きなこと。議院運営委員会からの法案。自民党内で図書館関係で最後までやりきる人はいなかったのかな、という感じ。
これからのデジタルアーカイブの課題や問題点・・ボーンデジタル、デジタル時代の著作権法の矛盾、デジタルの収益構造、デジタルニュースのアーカイブ、ブロックチェーン・NFT・フィンガープリント技術など、データの所有権、忘れられる権利 etc…
国会図書館デジタル化の沿革(振り返り)、国会図書館デジタル化の概況【既存】2020年時点、国会図書館デジタル化予算と障害者優先調達推進法、国立国会図書館 視察(2020年7月31日)、東京コロニー東村山(2022年1月13日)
国立国会図書館の職員の方々にお礼が言いたい。国会図書館での資料のデジタル化事業について月報でも書いてくれている。