第488回(2022年03月23日)

「表現の自由」の闘い、なぜ今出版するのか?その真意と裏舞台

タイムテーブル

[開始] 開始 (0:00:55)

[お知らせ] フォーラムのお話 (0:01:23)

全国行脚:今後のイベント 紹介。4/2~6/5日程ご紹介。
(3/27は地震で交通インフラが停止したため参加できず。)

[お知らせ] 山田太郎応援のお願い (0:02:52)

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[ニュース] ウクライナ大統領国会演説 (0:03:27)

いくつかポイントがあるが、論点としては安全保障をどう考えていくか。ロシアへのプレッシャー、侵略に対しての対応。国連がうまく機能していない。
ウクライナの復興について、日本に期待している。ゼレンスキー大統領は親日家らしく、奥さんもオーディオブックに日本の昔話を使ったりしている。
山田さんが感じたこと:日本が何ができるか?ロシアへのプレッシャー、安全保障を具体的に考えることが必要。とても戦争が起こっているようには見えないくらい大統領は冷静だった。

[ニュース] 誹謗中傷加害者の5割超が正当な批判論評だと思っていた? (0:07:00)

https://www.bengo4.com/c_23/n_14256/
調査結果は興味深い。誹謗中傷の構造をリアルに表している。加害者であると認めた人13%。4人に一人が50代男性、続いて40代男性30代男性。若い人達というより30~50代から誹謗中傷がでている。yahooのコメントも同年代。
アンケート内訳紹介
誹謗中傷したメディア:匿名掲示板、ツイッター。
誹謗中傷の内容:83%容姿、性格。嫌がらせ22%。イライラ解消。複数回答なので混じってはいる。対応状況紹介。
党内部での話は若者がやっている風な論調もあるが、弁護士ドットコムの調査結果を見るとおじさんが誹謗中傷している。
昔の風潮で、しつけで殴っていいとかパワハラ少しくらいならいい、みたいなのがあった。

[ニュース] 日弁連、侮辱罪の法定刑引上げは「表現の自由を脅かす」と反対 (0:15:02)

誹謗中傷に関しては深掘りしていきたい。2022年2月法務省「侮辱罪の法定刑引上げ」内容紹介。刑法の改正:第231条
刑罰が強化されていたのがポイントではなく、公訴時効期間が1年から3年に伸びたのポイントとなる。公訴までの時効が1年から3年に。侮辱罪が成立する要件は変わっていない。

[特集] 「表現の自由」の闘い、なぜ今出版するのか?その真意と裏舞台 (0:27:22)

新品が届きました、出来立てほやほや。今日から書店に並びます。表紙は赤松先生に描いていただきました。表現の自由の守り方の続編として出しました。
はじめに:表現の自由にまつわる事件等。税込み1100円
なんでこの本を書くことになったのか。危機感
ジェンダー論、キャンセルカルチャー。
表現の自由を守ってるだけではだめ、戦わねばということで本のタイトルにもしました。
行き過ぎたジェンダー論。党含めてそうだが表現規制の文言が公約に入ってきた。ジェンダーを非常に基調としつつ、エログロに対して非常に厳しくなってきた、2次元も対象となってきた。
ゲーム障害がゲーム規制につながってきた。自主規制問題。今までの記録も残した。
非実在青少年(2次元規制条例)・・・石原都政時代の規制問題はほんとに解消されたのか。
漫画家の人がかなりがんばって戦った。この当時の話に関しては、mangaの自由という薄い本をつくった。インタビュアーにがんばった人の話をのせている。
2010年6月には反対ムードもあり集会もあり、6月に最終的に否決された。だがその後12月に通ってしまった、それが今も続く不健全図書指定。当時民主党政権。不健全図書指定が始まって現在も続いている。後々まで見ないといけない。これらを理解したときにこの戦いはどうだったのか検証が必要。
本則は通ったが附則は外したのが児ポ法。当事者が当時の状況を書いていかないといけないと思う。
※不健全図書指定は1964年から始まっており、2010年に同性愛や近親相姦の漫画が不健全指定の対象に追加された。
児ポ禁止法:附則第二条を取った話。児童ポルノという名称の変更。子どもの性的虐待記録物と表記すべきと主張したが、児童ポルノという文言は残ってしまった。児童ポルノだと2次元も入ってしまうかもしれないが、性的虐待記録物とすれば対象とならない。
MANGA議連・著作権の非親告罪化:TPP・著作権侵害の非親告罪化にかんするヒアリング
有害図書指定P19:予算委員会(2016/01/18)軽減税率による有害図書指定について山田さんが安倍晋三内閣総理大臣に質問。エロ本は10%だけど、他の本は8%
著作権問題:スクショ違法化阻止。→第1章~
静止画DL違法化(刑事)の範囲:階段状資料(10段階資料、坂井さん作成)。普通の人はまずひっかからないが海賊版はひっかかる。著作者が黙認している場合はひっかからない。
第2章:海賊版退治:新法が海賊版対策に貢献、警察庁サイバー局設立へ。警察庁にサイバー局を作る意味。海外の調査。
第5章:すずらんリツイ事件。リツイート事件最高裁判決のポイント。リツイの責任の重さがでてきた。①がクリティカル、リンクを張る行為は著作権侵害ではない。
第4章:行き過ぎたジェンダー論 例)大阪府男女共同参画、ガイドライン、ご当地Vtuber。第5次男女共同参画基本計画については問題にならないようつぶしてきた。国会で派手に争ったわけではないがコツコツやっていた。表現の自由を守りながら、実在する女性の権利を守るような文言にした。裏側に何があるか?国連の女子差別撤廃委員会。日本の表現(アニメ・ゲーム)を対象とした勧告。本来の趣旨目的と違うものを誰かが入れてきた。女子差別はなくすべきだが、それに乗じて表現の自由を制限するのはおかしい。
山田太郎 質問主意書:2016年2月29日 国際約束上の児童ポルノの定義に関する質問主意書。日本は明確に留保するとした。
山田太郎 予算委委員会質疑 2016年3月4日 マンガやアニメは人権侵害にあたらないと答弁。マンガアニメが人格を持つという事になったら大変だった。VR、メタバースにも効いてくる。何年も前に押さえてある。温泉むすめをめぐる指摘。
第3章:ゲーム規制問題における山田太郎の働き。WHOのICD-11(国際疾患分離)にゲーム障害が含まれたが疾患ではない、あくまでも分類。
内閣委員会 質疑:2021/03/16 根拠もないのにゲーム・ネット・スマホを規制すればいいというのは論外。なんでもかんでも国会でぶつけるとか質問主意書出してもいいわけではない、アンダーでひとつずつやっていることを紹介。
ゲーム障害の勉強会(6回シリーズ)現在4回まで実施。文科省の暴走のおさえ。アディクション:中毒は国際的にイメージが悪い言葉であることを知ったうえで使っているか。
ネット依存症調査 間違った有病率調査(尾崎調査)。アンケート内容がほとんどの人がひっかかるような内容であった。尾崎調査自体もネットやインターネット依存の調査として実施されたものではない。調査の標本抽出方法もおかしいし、構造化面接も無かった。厚労省も有病率を認めるようなものではないと認めている。
青少年インターネット環境の整備等に関する検討会 報告書にもゲーム障害文言をとっぱらいました。ゲーム障害勉強会:政府から引き出したもの。
ネット上の誹謗中傷・人権侵害等:刑事手続き
第8章:フリーランス待遇問題、下請法の改正
第7章:コロナ禍と同人誌即売会。
メディア芸術ナショナルセンターを実現したい。野党から一部反対論がある。議員立法でやろうとしているが政局に巻き込まれて通らなかったりしているが、しっかりやっていきたい。マンガは中古もあるがアニメは著作権処理(声優さん・音楽)もあり難しい。国会図書館であれば著作権法下であつかえるので、支部としてメディア芸術センターを作りたい。
といった裏話を280頁で書いております。

めぐめぐさんの感想。誹謗中傷のことは自分の体験もあったので気になった。メディナショナル芸術センターもまた話が聞けたので嬉しい。みなさんも読んでほしい。
法律は通ってもやってくれるところがあるかどうか。ずっと待ってもらっていた人たちが法が整備されたのちに手を上げてくれるか、時間切れなところもある。
「表現の自由」の闘い は政策に関してここまできっちり書いてるのは珍しい本になっています。何の公約を自分で訴えて実現してきたのを紙にまとめている意義はある。特定団体もなく支持を得て、しがらみなく闘い実現していることをまとめている。
ただ、表現の自由に関することのみ入っているので、Youtubeやブログにまとまっているので見てほしい。
AFEEさんからパブコメの紹介。from坂井さん
山形県 インターネットを介して行われる株取引~。AFEEのHPを見てください。残り1時間40分。
https://www.pref.yamagata.jp/090004/kenfuku/shogai/iryo/gambling_public_comments02.html

[終わりに] 終わりに (1:19:03)