第485回(2022年03月02日)

サイバー犯罪条約、日本への影響は!?表現規制は起こるのか!?

タイムテーブル

[開始] 開始 (0:01:02)

[開始] 21時からになりました (0:02:28)

[お知らせ] フォーラムのお話 (0:02:44)

今後のイベント(参加予定)3/6~6/5 までの日程
直近:3/6 東京 サンシャインクリエイション2022
※イベント参加譲歩は表現の自由HPで参照可能。

[お知らせ] 山田太郎応援のお願い (0:03:12)

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[お知らせ] オンラインサロン入会のお願い (0:03:42)

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[お知らせ] 個人献金のお願い (0:04:00)

選挙ドッドコムでも寄付受付中です。
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[お知らせ] 山田太郎公式LINEスタンプができました! (0:04:24)

山田太郎スタンプリリース!!かわいがってね!

[ニュース] 違法音楽アプリ、リーチサイトの調査 (0:04:42)

違法音楽アプリを使う理由:無料で利用できるから、好きな曲を聴ける、流行りの曲を聴けるから。
違法音楽アプリを使わなくなった理由:危険だから、使いにくいから
改正著作権法の広がりにより状況変わってきた。われわれの活動が結果に結びついてきた。2020年11月から。

[ニュース] SNS企業、ロシアの政治系メディアを排除 (0:07:56)

逆に懸念するのは国内でもロシア人に対して差別があるのではないか。政府と国民は分けるべき。プーチンが恐れているのはロシア市民。
われわれが否定しているキャンセルカルチャーをやってはいけない。by赤松さん
だがウクライナの件はちゃんとやっていかないといけない。
各プラットフォーマーがニュースの真偽を判断するようになってきた。今回のロシアの件では顕著。線引きは大切。

[ニュース] 第15回日本国際漫画賞受賞作品決定 (0:13:28)

去年の年末の外務省の発表。厳正なメンバーで選定。今年の2月、3月に授賞式。今週の金曜日。月に選ばれし娘:優秀賞 ウクライナの方。授賞式の参加辞退とのこと。授賞式自体はZoom開催だから参加できると思っていたが心配。by赤松さん
日本マンガ協会としてもインスタで声明を出した。ナタリアさん自身ともやりとりしようとしている。ウクライナから応募があったのにびっくりした。戦争が理由で参加できないのは由々しき問題。
ウクライナはIT大国、IT技術が進んでいる。製造業の制御部分。山田さんの知り合いもいるとのこと。参議院本会議でも非難決議した。なかなか正常化は図れないと思うが、傷つくのは国民。
ウクライナで人気なマンガは? ナタリアさんも日本のマンガ好きとのこと。

[特集] サイバー犯罪条約、日本への影響は!?表現規制は起こるのか!? (0:20:19)

今回のウクライナの問題もあってニュースにはならないが、サイバー犯罪条約の議論が始まった。ロシアが中心でやってきた。2次元とか非実現の制限については、日本は留保してたので国内のマンガ・アニメは影響をうけてなかったが、新条約で規制されるかもしれなくなってた。
数を取られてしまい、日本政府の検討に参加することになった。変に決めると日本のアニメ・マンガも規制されてしまうのでまずい。
サイバー条約は日本留保中だが今後どうなるか、というとこで特集にしました。
サイバー犯罪条約の動きについて小山さんより解説。
2019年12月 国連総会決議 アドホック委員会設立が決定
2023年9月 第78回国連総会に草案を提出(予定)外務省曰く、もしかしたら2024年に草案提出かも。
2022年2月28日~3月11日第一回交渉会合
日本がどうかかわっていくかが問題。現行のサイバー犯罪条約はどうなるか。
サイバー犯罪に関する条約(通称ブタペスト条約)
国境を越えたサイバー犯罪の防止・抑止のための国際的枠組み
刑事実態法、刑事手続法、国際協力
P21 背景:ブタペスト条約派と新条約推進派の対立
新条約はロシアにグダグダ言ってくるな、ということ。中国とかロシア。
賛成票多数で総会で認められてしまった。
P16 現行のサイバー犯罪条約の問題点:非実在児童ポルノも含まれている。日本は留保しているので義務を負わない状態。
P17 サイバー犯罪条約に関する質問主意書(答弁書)参照
ロシア案の紹介:山田さん手元資料。英文。第15条が大変問題。15条の内容を確認。まずは現行の9条2項の内容を確認。
→日本の2次元はひっかかるので、批准してたら今は規制されていたと思う。
ロシア案:サイバー犯罪新条約(児童ポルノ関連)
第15条2項 ~「児童ポルノ」という用語には、以下を視覚的に描写するポルノ素材が含まれるものとします。 ※ポルノ素材というのがまずい。ポルノマテリアルに非実在が含まれる危険性がある。
現行にあった「留保」というのが無くなっている。

現行条約とロシア案の比較(児童ポルノ関連)
論点としてまずは日本政府が入ってしまっている点。総会でやることになっちゃったので日本も入るしかない。ただロシアのポジションペーパーだけなので内容は今後検討。ロシア、中国は表現の自由とかプライバシーの考え方がだいぶ違う。通信の秘密について守るという考えはない。
各国の情勢を鑑みて対応できるように・・ブタペスト条約
ロシアは厳しめの法律を作って各国で守ろう、という感じ。
非実現を含くめないように検討するという言葉を外務省・総務省・文化庁からももらった。
動き出してしまっているので、日本としても手を打っていかないとまずい。条約ができてしまって、そこに留保がなければ国内法に落とすときに入れないといけなくなる。
日本政府のスタンス・これからの方針・・・日本としてはブタペスト条約と整合性があるものして、との意見を出している。
日本のポジションペーパーをご紹介。小山さんより
我が国のポジションペーパー:適用範囲
2.「~飽くまでサイバー犯罪に限定すべき~」
新条約をめぐる懸念点:ロシア案には記載されていないが危険なところ。
①児童ポルノの定義 ②締約国に関する「留保」の権利・・・なくなるかも ③通信の秘密/プライバシーとの関係・・・日本国民的には通信の秘密が制約される、プライバシーが政府や操作機関に筒抜けになるのでは?
外務省を中心とした参加メンバとは会話している。日本の立場は留保の件と共にプッシュした。このままロシア案を通すわけにはいかない。
ブタペスト派を残しつつ新サイバー条約を併存させる可能性もあり。新条約に日本が乗るわけにはいかない。
P27 通信の秘密/プライバシーは重要:論点を確認
ただ、現場ではロシア・ウクライナ情勢もあり議論ができなさそう。
新条約がロシアにとってどういう意味合いのものなか見ていかないといけない。
国内(国会議員)にも規制派はいる。まずは政府を守らないといけない。ロシア案には乗れない。

インタポール決議
2021年11月 第89回総会でエンドツーエンド暗号化を懸念する決議。
エンドツーエンド:AさんBさん間の情報はAさんBさん間でしか見れない。ということはそれが犯罪でも捜査機関は見れない、けしからん、ということで問題視。
サイバー犯罪条約だけでなくこっちも注意。
欧州委員会:プラットフォーマーに責任を負わせてEU域内の人々を守る方針。かなり過度な規制をしがち。
EqualityNow 2021年11月 オンラインでの性的搾取・虐待についての国際基準策定を提唱。ここまではいいが、2022年~:各国政府はOSEAに関する以下のような~
諸外国の言論統制 状況紹介:ドイツ、カンボジア、インド、ロシア、シンガポール、ベトナム、EU。日本はかなりゆるい。
世界の流れは「規制」に傾いている。表現の自由を守るためには、赤松さんのマンガが影響力を発揮できる。実在する女性に対しての危害、こどもの人権侵害は絶対NGだが、表現の自由は守らないといけない。日本のエログロの巣窟みたいに言われいるけど、ファンも多い。海外にちゃんと出て、海外へも声掛けが必要。
赤松さんどんなことやっていくの?
女子差別撤廃委員会も最初の1回~3回まではまともな議論をしていが、だんだん何かしらの意図をもった人の意見をそのまま述べている人がいそうな懸念がある。
赤松さんのマンガ外交がどんな効果があるのかわからなかったが、それがわかった回だった。byめぐめぐさん

[終わりに] 9時に変わった感想 (1:06:00)

21時スタートになって準備大変。18時までは通常業務しているので。
サイバー担当政務官もやっているので、データ流出問題とか国内インシデントもあるけど言えない。大変なことにはなっている。言いたいことはいっぱいあるけど立場上気を付けています。