第460回(2021年08月25日)

広がるゲーム規制問題

タイムテーブル

[開始] (0:01:29)

ゲーム規制がどんどん進んでいる、裁判はいい手じゃなかったかも。by山田さん
香川の話と似たような話あり。事例紹介。by小山さん

[お知らせ] フォーラムのお話と pixiv fanboxのお話 (0:04:01)

8/22 大阪でフォーラム、8/28は名古屋でフォーラム!
PIXIV FANBOX ※要pixivアカウント
ブロンズ:2000円 シルバー:4000円 ゴールド:6000円
入り方:山田太郎サイト https://taroyamada.jp/
→山田太郎の応援方法
→寄付をしてオンラインサロン会員になる

[ニュース] 弁護士亜蘭陸法は漫画家になりたい (0:05:07)

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2108/20/news020.html
過去さんちゃんねるに出演あり漫画家さん(弁護士)。

[ニュース] 中国個人情報保護法でIT業界規制 (0:07:11)

https://news.yahoo.co.jp/articles/000fc482fa773f5a3f0f7dc1a9f95237018b9a79
中国がダイナミックに規制してきた。ゲームに対しても規制してきた。
中国国内にある中国外の企業にも厳しい。

[ニュース] 香川県ゲーム規制条例について高松市でシンポジウム (0:09:05)

https://news.yahoo.co.jp/articles/34c7dd6a7891f50b8d3666e6b94dd4e54acd8e73
SF大会の1日目(8/21)に山田さんもシンポジウムにネット出演した。後述。

[今週の山田太郎] J-LODlive (0:10:01)

西村大臣に対してARTS for the future! 拡大を提案。コロナ室に確認すると文化庁と経産省に相談→だが財務省でお金がボトルネック。緊急事態宣言下の中止は国だけど、地本判断分は対象外。地方判断の臨時交付金でまかなって、ということだが、ARTS for the future!で支援すべき。今もめてる。by山田さん

[トピックス] 広がるゲーム規制問題 (0:13:30)

1年間にゲーム依存症のキャンペーンが始まった。今現在かなりの数(北海道、秋田、石川、神奈川、京都、徳島、長崎、etc…)で規制に動き始めてしまった。
そもそもゲーム依存症の発端となった調査内容:
・ICD-11(疾病及び関連保険問題の国際統計分類)にゲーム依存症(Gaming Disorder)が記載された。ただ、ICD-11はあくまでも統計分類。
治療法は確立されていない。エビデンスなき治療とならないようにしないといけない。
・スマホ・ゲーム依存症調査:日本経済新聞記事抜粋 アンケート内容がひどい。マスコミもちゃんと内容を見たうえで報道してほしい。
・久里浜医療センター:2千万円投資して実施した調査抜粋。ゲーム依存症になったとされる方の感想も聞いた。依存症は1秒でもやったらやめられない。依存とは自分でコントロールできない状態、コントロールできるうちは長時間やったとしても依存とは言えない、悪い事ではないのでは?
ゲーム依存症の根拠:ドーパミン仮説(ゲームやってると気持ちいい、やめれない。←だが受容体を俯瞰用にする投薬で治るのでは?)

調査といえば、久里浜医療センターが厚労省からの予算で調査の英語版が出た。推定有病率でなかなかすごい数字がでていた。ICD-11についてWHOでもだいぶ固まっていない。by小山さん
キーワード:有病率、推定有病率
サンプル数が少ない。4200万かけてアンケート調査、一人当たり数十万かけている、額が高い。国会議員として精査かけた方がいいかも。by山田さん
質疑内容
Q、ネットスマホ依存というものはあるか。A.ない
Q、依存症は予防できるか。A、No
隔離政策をとって保険点数を得たいだけでは?
規制するしないの判断基準はなんなのか。by小山さん
・行動嗜癖パンフレットにおけるゲーム規制
以前ICD-11に対して伊藤さん(厚生省の専門官)に、「ICD-11に載っているのはすべて疾病か」という質問をした、すると「すべて疾病である」と誤った回答が返ってきた。専門官が専門のことを正確に把握していない。しかも内線番号も知らなかった。確認すると伊藤さんは久里浜医療センターからの出向者だった。
・男女共同参画基本計画におけるゲーム規制:文言の修正  etc…
法律だけではなく、その下に大網とか閣議決定に従って官僚は行政を進めていくから、細かいところ抑えていかないといけない。

ゲームに対する自治体の対応:
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例:抜粋 前文に怪しいことがたくさん書かれている。(赤字部分)
パブコメ偽装疑惑:これが条例の根拠だが、送信元IPから大量のコメントが届いていた。(賛成意見中2300件中1900件が同じ送信元IP.)
秋田県大館市によるゲーム条例策定の動き(香川の動向待ち)
都道府県ギャンブル等依存症対策推進計画等におけるゲーム規制の動き(総論)
→ギャンブルとゲームを同列に記載してる自治体も出てきた。元々IRの付帯決議としてできたものにゲーム依存症の対策の文言がどんどん入ってきた。
東京都の動き:小池知事の答弁(都民ファーストの荒木さんはゲーム規制に否定的)
韓国のゲーム規制:2011年11月青少年夜間ゲームシャットダウン制 ←効果なし。なりすまし犯罪増加したんでは?疑惑在り。eスポーツ選手にすると過酷な条例。
中国のゲーム規制:2019年10月25日:未成年のオンラインゲーム依存防止に関する通知、2021年8月3日経済参考報がオンラインゲームについて批判する長文の論評を掲載(精神的アヘン)←テンセントは未成年に対する時間制限を平日1時間までに制限。
愛着障害の原因はゲームじゃないのでは?親の責任もあるのでは?byめぐめぐさん
ゲーム依存症が無いとは言っていられない。香川のゲーム規制に罰則が入っていれば全国にその影響は波及する。
海外の制限と日本の付き合い方も考えていかないといけない。ヨーロッパ、USAの考え方も違う。

ゲームの害もあるだろうけどいいこと(疑似体験、発想力)もある。世代間格差を乗り越えないと、昔は良かったよね、みたいな話になる。