第442回(2021年04月07日)

こども庁の不安・疑問、全て山田太郎が答えます!

タイムテーブル

[開始] (0:03:56)

2021/04/07 よりYoutubeに一本化されます。

[ニュース] こども庁、自民党の衆議院選公約へ (0:05:07)

こども庁の創設経緯を説明。
最初のきっかけは山田さん自身もひとり親でけっこう厳しかった。
山田さんは2015年より児童養護施設、乳児院を視察。視察した乳児院の状況を口頭説明。体制としては15床に対して3人、8時間3交代だとかなり負荷が高い状態だった。
児相、里親さんともお話しして問題が多いことを認識した。児童養護の在り方については海外事例(ドイツ、オランダ、イギリス、韓国)も視察。
家庭養護の重要性、愛着障害との関連性など。
・2016年段階の国内児童養護(児童数)
※こども関連についてはいろいろな方が取り組まれていたが、山田さんは「入口、中口、出口」の観点を持って提言してきた。
・産後うつのケアにもかかわっていた。
2月に菅総理と会話する機会があり、主題として若者とのコミュニケーションを説明しに行った。そのタイミングでこども庁の話も資料あわせて提言してきた。小寺さん曰く秘書さんも徹夜レベルで準備したとのこと。
加藤さんとか菅さんからもちょいちょいあったので、政府も本気だと思って勉強会開催→とりまとめて提出という流れになった。提出は4月1日。
79条直轄でPJを進めることになった、79条では幹事長をトップに置くことになっているので二階さんが出てきたけど検討するのはメンバ。
党内の説得は自見さんが回ってくれた。内容を山田さんとこで小寺さん中心でまとめた。小寺さん的には花粉症やる気だったが、こども庁が時流に乗ったのでそっちに注力した。いろいろな方の熱意を感じた。
・児童の性的搾取について
各省庁に対して児童の性的搾取はどこが取りまとめているか確認したが、その時はどこも担当ではないとのことだった。色々相談して警察庁でとりまとめてもらうことにはなった。

質問回答 (0:34:36)

Twitter、学者、記者の方からの質問に回答。
Q.天下り先作ってんの?お金かかるんじゃないの? A.No まずは縦割りになっているのをスクラッチビルドでやっていくのでわからない。ただ子供の命がかかっていることにお金かけないとか無い。必要なら増やすべき問題。
Q.山田さんふりだけなんじゃない? A.No 「やってるふり」だけでは誰も動いてくれないよ。
Q.なんでトップが二階さん? A.79条のとりきめだから。実務はメンバがします。こどもの問題の解決がメインなのでぶれると問題、そういう意味でも幹事長がトップということは重要。
Q.内閣府の子ども子育て本部があるのにこども庁の意味は? A.CDRの管理も縦割りで問題解決のデータも集約できない現状、それをちゃんと担当者として対応できるように、責任部署としてこども庁が必要。予算が確保できることも大きい。こどもにかけるお金がGDPの1.7%を3%くらいには持っていきたい。
Q.地方自治体の横割りはどうする? A.市区町村の領域に手を出すことになるが、これは国道と同じだと考えている。国としてスタンダートを決めて、その上に地方自治体の特色を乗せるかたちにしたい。現状地方ではお金が無くて児相が作れない、人を確保できないといった問題がある。60万人に1つの児相、世界の標準は30万に1つ。
Q.民主党時代にも子ども家庭庁の話があったよね、自民党がパクった?選挙目当て?
A.山田さんは野党時代からこどもの問題に取り組んでいて、突然始めたわけではないよ。選挙目当てでもいいと思う、選挙で政策をちゃんと一般の目に触れさせてちゃんといいものを作りたい。指示されたからにはそれを実現させないといけないので、結構大変なんですよ。
Q.なぜいまこども庁が必要なのか? A.こども庁が必要な理由。担当と問題が分散しすぎている。資料提示:子どもを取り巻く状況とその要因(どの問題はどこの省庁が担当なのか図示。)
Q.予算とれる? A.どっかから奪ってでもとってこないといけない。
Q.こどもの視点はないのか? A.当事者の視点が必要なので虐待サバイバーの方に意見を聞いた、アンケートの収集。こどもの権利。アドボケイト。
Q.児童手当の削減どうなの? A.これについては山田さんもそう思っている。今も色々戦っている最中。

子どもの緊急事態に対応できることが重要
・こども庁で取り組むべき問題
 緊急性が高い:DBS、CDR、児童虐待の問題、子どもの自殺の問題、養子縁組海外あっせんの問題
 中期的に取り組むべき課題、長期的に取り組むべき課題

こども庁という名称だけど、家庭問題への支援、周産期支援もちゃんと入ってます。
「こどもありきの家庭」子供が中心。

法律:60数本、担当省庁のしきり。資料提示:子ども関連政策の関連組織の全体像(現状)

民主党の政策のパクリじゃないかとの意見もあるが、政策はお互いパクっていいものを作ればいいと思う。野党与党関係なくいいものを作りたい。

勉強会は今後も続けたい。

[ふつおた] ふつおた (1:15:15)

さんちゃんねるは個人的にはどんなに長くなってもいい、意味あるから。山田さんとこの負担が増えない程度に長くやってほしい。