第550回(2023年08月30日)

日本の命運を左右するデジタルアーカイブ

タイムテーブル

[開始] デジタルアーカイブは重要な話 (0:03:43)

AI、メディア芸術センターにも関係してくる

[お知らせ] こども庁-「こども家庭庁」という波乱の舞台裏- 出版! (0:04:20)

山田太郎、新書発売!
(星海社新書)
子ども家庭庁の裏側について書いてある。

[特集] 本日のアジェンダ (0:05:05)

デジタルアーカイブとは
山田太郎WORKS(実績) デジタルアーカイブ編
国内のデジタルアーカイブの取組み
海外のデジタルアーカイブの取組み
デジタルアーカイブのこれから

[特集] デジタルアーカイブとは (0:05:55)

デジタルアーカイブとは?
国会図書館のデジタルアーカイブ
デジタルアーカイブ社会とは
図書館の本がデジタル版で読めるようになれば
美術館、博物館のものがデジタル版で
アニメーションが見られる
観光地が見られる
論文が読める
デジタルアーカイブのメリット
アーカイブ機関にとって
活用者や社会にとって
デジタルアーカイブの背景
Society5.0社会
サイバー空間で扱っていこう
フィジカルなモノがデジタル化されていないと使えない
所蔵品水没の川崎市市民ミュージアム
首里城のように、いろんな角度のデータで修復が出来る

[特集] 山田太郎WORKS(実績) デジタルアーカイブ編 (0:11:50)

W1:国立国会図書館の資料デジタル化
W2:著作権法の改正(2021年5月26日)
W3:博物館法の改正(2022年4月8日)
W4:国立国会図書館法の改正(2022年5月25日)
W5:著作権法の改正(2023年5月17日)

W1:
長い間、必要だ必要だといいつつできなかった。全然進んでいなかった。
国会図書館デジタル化の概況
1969年移行の図書等(80%)は電子化されていない。
アメリカの図書館はほぼデジタル化されている。
年間納本数43万点、年間デジタル化件数2万点、納本された本のわずか5%しか電子化する能力がない(2020年時点)
国会図書館の資料デジタル化の沿革(山田太郎が関わったもの)
いろんな人に話を通してようやく予算が取れた
国会図書館デジタル化の現状と対策(2020年時点)
国立国会図書館の図書等のデジタル化についての提言(2020年9月1日)
山田太郎の「国会図書館デジタル化」の為の取り組み
予算確保
国会図書館は行政ではなく立法
衆院議長、参院議長に提言、説明に行った
議院運営委員会への提言
予算の為に財務省への提言
財務大臣(麻生さん)への提言
令和2年度第3次補正予算の成立
誰も反対しないけど誰も積極的にならなかった
国会図書館デジタルコレクション、絶賛の声多数!
OCRで検索がしやすくなる
法整備
障がい者就労支援
「時給222円」を変えたい 障害者が国会図書館をデジタル化
自分のやった仕事が一生残る、歴史に残る
東京コロニーへ視察
障害者優先調達法
保管庫が厳重、耐火性、湿度管理
A型B型から正規の就労へ
北九州のほうでも請け負った
障害者優先調達法
基本的には競争入札、ただし障害者の仕事は随意契約できる。
1500万円の壁
本来、無制限に随意契約出来たはずが、特例政令の変更漏れで1500万円以上は随意契約できなかった。
1500万円は条約上の規制、WTOにより、政府発注は国際的に平等に競争入札にしなければならない
政令改正を実現できた 予決令改正後、特例政令の改正を忘れた?
健常者よりもクオリティの高い納品物、障害者に向いている仕事である
障害者がタックスイーターからタックスペイヤーへ

W2:
知的財産戦略調査会 提言(2020年)
令和3年著作権法改正
絶版資料のインターネット送信
図書館資料のメール送信等
衆参全会一致で成立
図書館の本、スマホで閲覧可能に
総論賛成、各論ごちゃごちゃ言われる

W3:
博物館の種類
一口に博物館と言っても、その種類はさまざまです
独立行政法人国立美術館
職員が少ない
入館者55万人の東京国立近代美術館本館で12人で運営
法改正で変わる日本の博物館
デジタルアーカイブの作成と公開
独立行政法人国立美術館所蔵作品デジタル化の現状等
デジタル化されているコンテンツはほとんどない

W4:
国立国会図書館法の改正(2022年5月25日)
オンライン資料種州制度の対象拡大
有償またはDRMが付されたものも収集対象とする

W5:
著作権法の改正
知的財産戦略調査会 提言 (2021年)
権利者がわからない場合、利用料を文化庁が担保
著作権等の理世に関する新たな裁定制度の創設等

[トピックス] 国外内のデジタルアーカイブの取り組み (1:05:23)

国立国会図書館:JAPAN SEARCH
デジタルアーカイブのプラットフォーム
一元的に検索できたりする
メタデータが充実
文化庁:文化遺産オンライン
量としては微増、加速化できないか
目録にメタデータが付いている程度

海外のデジタルアーカイブ
EU:ヨーロピアーナ
ヨーロッパ中にあるものを共有しよう
米国:DPLA(全米デジタル公共図書館)
禁書を図書館で見られるようにするクラブがある
米国:インターネットアーカイブ
フェイクニュース対策になる
デモを流したら記録される、訂正された情報も記録される

新聞もデジタル版は残らない
デジタルのアーカイブが重要

[特集] デジタルアーカイブのこれから (1:10:33)

2023年 知的財産戦略調査会提言 概要
デジタル時代のコンテンツ戦略
メディア芸術センター論が潰れた、今までの方法ではダメ
AIの著作権対策
著作権制度・関連政策の改革の推進(提言)
コンテンツが検索できないとAIを検証できない
分野別権利情報データベース(統合ID付与・データ標準化)

AIの日本語バイアス、学習している情報が偏っている
学習段階なのか利用段階なのか分けて考える必要がある

メディア芸術センター構想(新旧)