第546回(2023年07月26日)

《徹底検証》#こども家庭庁 予算4.8兆円 不要必要!?これはこどもを救う為のものなのか!?

タイムテーブル

[開始] (0:03:15)

こども家庭庁予算4.8兆円について。
メンバー:小寺さん、めぐめぐさん、山田さん
開始ギリギリまでまとめるの大変でした。SNSでも色々意見あったけどいい施策もある。by小寺さん

[特集] 山田太郎が「こども庁」でやりたかったこと (0:05:20)

こどもの命に係わる課題(AS IS)
 これらの問題をどうにかするためにこども庁を作ったはず。菅総理に始まり岸田政権でもお見せした。
こども関連施策の府省府省庁
こどもの問題に関する対応府省庁の現状(AS IS)
こども関連政策の関連組織の全体像(2021年山田太郎事務所作成)
 厚生省、内閣府、文科省 など多省庁に管轄がまたがる。
各国の家族関係支出の対GDP比の現状(AS IS)
「こども庁」が対象とすべき緊急課題、命に係わる問題。家庭のサポートも。
 いろんな問題に取り組むために予算一元化して対応するために作った。
  昨今子は子育てや少子化に議論が進んでいる、本当は子どもの命を救う事。
   関連:CDR、DBS、LMC、ネウボラ、Ofsted、子どもコミッショナー etc…
「こども庁」のプラットフォーム(問題解決)機能
 霞が関だけが変わっても意味がない、現場が変わらないといけない。例)旭川
  地方の教育委員会に聞き取りをすると予算や専門家がいないという意見もあった。
  地域によって命の扱いが違う現実をなんとかしないといけない。
  参考:児童虐待の死亡事例  自治体間の情報共有の問題。
「地域内の学歴のこども支援」に焦点を当てた見取り図例
 こども家庭センターを中心に。
「こども庁」で取り組むべき問題(2021年山田太郎事務所作成)

[特集] こども家庭庁予算、4.8兆の内約 (0:06:01)

こども家庭庁創設後の増減とその要因
 こども家庭庁ができる前からこども関連予算があり、増えた額としては1,233億円。
 4.8兆すべてが創設によって発生したわけではない。問題はあるが予算だけ見て問題というのは違う。
 何が増えたのか?保育士の待遇改善(報酬アップ)
 出産・子育て応援交付金:ネウボラとはいかないが政府が先に走り出して出したお金。妊娠、出産届を出しに行ったときに役所とつながりをつくるなど目的がある。まだ走り出したばかりの施策。
令和4年度待機児童数調査のポイント、4年連続減少。一方で女性の就業率が増えてきているのでまた足りなくなる。令和4年から6年で14万人枠をめざしている。待機児童は都市問題の側面もある。やり過ぎると空きが出てくることもあるのでしっかり見ておく必要あり。
保育士数と保育士の年収の推移
 平均年収まではいかないがだいぶ改善してきた、常勤保育士も増えてきた。
待機児童解消に向けた取り組みの状況
 推移をみると今後も受け皿を増やす必要あり。
こども家庭庁に移管された主な予算(令和4年度予算ベース)
 内閣府にあった3.2兆円が大きかった。何に使われているか解説。by小寺さん
  子子本部(年金特会子子勘定)3.2兆円の主な予算(令和4年度予算ベース)
令和5年度 こども家庭庁関連予算の全体像
こども家庭庁当初予算 4.8兆円の内約(円グラフ)★キーポイント
 Twitterでバズっていたのは4.8兆円はやめて子ども対策に使えば少子化クリアするという意見もあるが、これらの教育費や児童手当なども削ってばらまけばいいと言っているという事を意識してほしい。
令和5年度こども家庭庁関連予算のポイント(細かい字)
 ※円グラフに表した。
令和5年度 こども家庭庁関連予算のポイント
子ども・子育て支援新制度の給付・事業の全体像
 何にどう使われてどう効果があったのか。地域地方にいったものもきちんと評価されるべき。
令和4年度第二次補正予算(案)こども関連予算のポイント
 第二次補正予算(案)こども関連予算 の内訳
  これだけではこどもの命は救えないので見ていかないといけない。
 産後ケアのことがあまり知られていない。広報が不足している。
児童手当をめぐる変遷
 政府の資料は字が小さくてわかりずらいので朝日新聞の資料を引用して加筆。
 1972年1月~2022年10月までの変遷
  ※所得制限撤廃しようと山田さんは努力したがだめだった。
児童手当制度の概要
 児童手当 給付額・支給対象児童数
諸外国の児童手当制度
 ドイツ、フランス、イギリス、スウェーデン 
  週払いは日本にもあっていいが手数料とか事務が煩雑

[特集] (0:14:07)

我々の調べでわかったのはいきなりこども家庭庁に4.8兆円きたわけではなく、こども関連の元々あった予算をまとめた部分が大きい。
炎上中の「こどもまんなか支援サポーター」
 マスコミの報じ方も悪い。
「こどもまんなか応援」プロジェクト
  こどもまんなか応援サポーター:予算ゼロ みんなボランティア
   こども家庭庁にも聞いたが職員で対応しているとのこと。あくまでも民間が自主的に参加してくれている。
「こどもファスト・トラック」の取り組み
 国・地方公共団体・公共交通機関・民間事業者の取り組み
  こども優先でいいんじゃない?なんで批判されるのか。1か所の切り取りが4.8兆円とむすびついて変に批判されている。

[“家族関係社会支出の現状について(規模)
] (“)

 我が国の家族関係社会支出の内約
  現物か現金かのバランスはしっかりとる必要あり。
こども政策に関する予算
 こども家庭庁にまとめてもらった資料を提示。
令和5年度 文部科学省所管一般会計予算の構成
 教育関連費3兆9,400億円の内訳円グラフ 解説
他の予算国防5兆円、国土交通5兆円、etc…

[特集] こども家庭庁はどうしていくべきか (0:16:09)

こども家庭庁創設で前進した政策
 こどものバス送迎・安全徹底プラン緊急対策
  スピード感をもって取り組めた。
 日本版DBS:有識者会合開始、法案整備予定
  こども関連の事件を起こした人がこどもに接することが無いようにするための無犯罪証明。
  日本版DBS対象候補施設及び職種
   多岐にわたるためこども家庭庁がなければ議論も出来なかったこと。大きく前進している。
いじめ防止対策:関係府省連絡会議設置、新たに首長部局支援開始
 今は発生してからの対処が精いっぱい、こども家庭庁は発しないように働きかける。
  専門家の派遣、困っている人のサポート、事前相談。
不登校支援:文科省とこども家庭庁が不登校対策推進本部立ち上げ
 今後対策が進んでくると思う。推進本部が5月に立ち上がって大臣会合が始まった。
  安全な場所をつくる(多様な受け皿を用意)、こどもDX
   西濃学園視察写真(2023年7月14日) 小寺さんの元母校が不登校特例校になった。
    岐阜駅から車で1時間以上。夏山登山はガチ、ザイールとか使って登る。カリキュラムが違う、居場所になる。
こどもの自殺対策:こども家庭庁に自殺対策室設置、緊急強化プラン対策
 こども対策と大人対策を分けた。
  自殺対策センター「ライフリンク」視察(2021年7月9日)
  こども達は悩むと電話ではなくSNSに行く。地方自治体だと「どこに住んでいるか」になるがNPOだったら制限はない。公金チューチューの話が出るが、NPOは単年予算で現場の最前線で守っている。経年でやっているところは評価した上で経年予算も考えないといけない。
テキトーにやってるとこはダメだが真面目にやってるところは支援しないといけない。ほんとに命を助ける時間が、報告書を作ることで削られてしまう。
こども政策DX推進チーム立ち上げ:2022年12月20日
 悩んでいるこどもを事前にサポート
こども誰でも通園制度(仮称)の創設
 在宅子育てでもパートでもこどもをあずけられるように。
こども・若者の意見:こども若者★いけんぷらす開始
 3000人を超える子供が参加している。児相やこども食堂のこどもにもヒアリング。今まで無かった画期的な取組。
こども家庭庁発足から数か月たって批判多いけど、やってることはちゃんと評価されるべき。
「こども庁」で取り組むべき問題(2021年山田太郎事務所作成)に戻って詳細解説。

[特集] (1:31:00)

今後増やすべき予算(数字は令和5年度予算)
 児童虐待対策、こどもの自殺対策、CDR、日本版DBS、etc
こどもコミッショナーの件は残念。めぐめぐさん
旭川の事件をみて山田さんもこどもコミッショナーが必要と感じた。
宗教2世にもこどもコミッショナー出動の現場だったと思う。
こどもの命をまもるための施策が少ない。少子化対策も大事だがせっかく生まれてきたこどもの命を守ることも大切。事故であれ自殺であれこどもの死因調査に1.1億しかかかっていないという点も見て4.8兆円という数字を見てほしい。
山田太郎事務所でも今回の資料をそろえるのに1週間大変だった。政府もちゃんと説明するべきであると思う。
やってることはちゃんと評価して進めるべき。

[お知らせ] 8/13フォーラム (1:34:18)

8月13日コミケ後にフォーラムやります。17時から
Twitterにも案内出してあります。

[エンディング] 10秒コメント (1:35:00)

10秒では足りないので1分で