続報!新局面へ!?新サイバー犯罪条約〜次回会合に向けて日本は何をすべきか!?〜
タイムテーブル
[開始] 開始 (0:04:48)
開始のご挨拶。新サイバー犯罪条約、次回について日本は何をすべきか。
[特集] 現行のサイバー犯罪条約(ブダペスト条約)のおさらい (0:05:19)
おさらい:現サイバー犯罪条約について概要。(ブタペスト条約)
現状維持されている条約。新サイバー犯罪条約ができてもブタペスト条約は消えない。
新・現のサイバー犯罪条約を説明。by山田さん
新は国連でロシア中心に出されて討議するもの。日本の表現の自由に影響してくるかもしれない懸念あり。
ブタペスト条約にも日本の表現の自由に影響するところはあるが、留保規定があるため日本は留保している部分がある。留保(9Ⅳ 42)
山田太郎質問主意書(答弁書)のポイント 解説。
2016年の野党時代にやった仕事。政府に質問主意書を投げた、これが効いている。
[特集] 新サイバー犯罪条約のこれまでの動き (0:09:48)
新サイバー犯罪条約をめぐる動き これまでの動きの復讐
2019年12月国連総会決議74/247
日本は議論にも反対したが賛成が上回り新条約を議論することになった。新条約はロシアと中国が中心となって出してきたが、裏には意図がある。
2019年12月~2022年11月 までおさらい。
アドホック委員会には誰が入っていて、我々はだれと会話すればいいのか。アドホック委員会の役員を紹介。議長:アフリカグループ アルジェリア 副議長として日本からも山田室長も参加している。山田事務所はこの山田室長とやりとりを進めている。
新サイバー犯罪条約:第1回会合 適用範囲及び章立てを検討
日本の対応、決定事項
新サイバー犯罪条約:第2回、第3回、第4回 会合内容 概略説明
新サイバー犯罪条約:これまでの動き(中間協議)
[特集] 新サイバー犯罪条約のこれからの動き(予定) (0:18:14)
2023年4月11日~21日 第5回アドホック委員会@ウィーン
大事なのは次回議長に対して日本の立場を伝える。議長は8月にだしてくるので、それまでに色んな作戦を立てていく。
[特集] 新条約案をめぐる懸念点 (0:20:09)
①児童ポルノの定義 「~およそ実在しない児童を視覚的に描写したもの」、「未成年者の音声」、「文章」 にまで広がっている。
②締約国に関する「留保」の権利
③通信の秘密/プライバシーとの関係
→ブロッキングに広がる可能性がある。ネットの遮断やユーザの統制強化。
諸外国におけるサイトブロッキングの運用状況。日本はユニークな国、表現の自由が守られている国。ロシア中国の思惑としては、自国民にもブロッキングしたい。他国が自国にアクセスするのは防ぎたいという思惑がある。それを世界に押し付けようとしている姿勢が見える。中国自体がインターネット統制案をだしてきている。
[特集] 統合交渉草案 (0:24:08)
統合交渉草案(章立て)1~3章までは終わり。4月は4~8章まで。
2章十八条 オンラインにおける児童の性的虐待又は性的搾取製造物に関連する犯罪
→萎縮が予想される。日本のマンガアニメは影響をうける可能性がある。
単なる条約ではなく、日本も批准することになるのでもしこれが通ればエログロ暴力シーンは無理。これまでのものも犯罪物となってしまう。実際に日本のマンガを持っていたことで逮捕された人もいる。それに日本も巻き込まれる可能性が出てきている。
※統合交渉草案には一応留保規定がある。 他の章も重要点あり。
現条約・ロシア案・統合交渉草案の比較(児童ポルノ)
[特集] 統合交渉草案に対する日本の主張 (0:30:04)
第4回会合:第18条(児童ポルノ関連)日本の主張
(第18条の21 によりガンアクションゲームなどは規制される可能性がある。)
赤字:元の統合交渉草案の文章 青字:各国の修正
いろんな国が色んな主張をしている。
日本の主張を説明。(山田事務所からの指摘も盛り込まれている)
[特集] 中国によるマンガ・アニメの狙い撃ち (0:38:17)
中国によるマンガ・アニメの狙い撃ちしてきている。マンガアニメ内でキスや抱きついているのもNGになるかもしれない。ただし、追加提案は中国以外賛同なし。
第5項1/3 留保規定について、キューバ、イラン、HS、ペルー、ニュージーランド、メキシコ、カリブ共同体が削除を主張。日本のみ維持を主張。
留保規定は最後の砦、これが削除されるとまずい。なんとしても残さなければならない。
普通留保規定はすべての検討が終わってから入れる物だが、大事なので日本は最初から主張している。
→18条(児童ポルノ関連)代案がオーストラリアからでてきた。最初がだいぶ厳しいものをだしてきていたのでいまいちオーストラリアが信用できない、内容精査が必要。
細かい条文で日本の主張を出している。
具体的な審査は継続中。さんちゃんねるを観てる皆さんには知っていてほしい。
現在日本は表現の自由に寛容だが、世界的には異なる。
新サイバー犯罪条約が通るとマンガ・アニメで仕事している人が食べていけなくなる。byめぐめぐさん
海賊版対策もやってきていたが、もし新サイバー犯罪条約で規制された内容を日本だけOKにしてもコンテンツ正規版がそのまま販売できない可能性がある、そうなると海賊版に流れる。条約に批准した国では違法となってしまう。
TPPのときもそうだったがなんでも海外からやられてしまう。
[トピックス] 内閣委員会ダイジェスト (0:51:27)
内閣委員会(2023/03/09) 質疑内容をご紹介。
40分の持ち時間で幅広く議論。クレジットカード会社に対しての規律は注目された。政府も把握していることを認めた。
障がい児手当等の所得制限について説明。通常の児童を持つ家庭より所得制限が厳しい。
不登校支援:現在24万人。長期欠席を含めると約30万人(過去最高)。不登校特例工は21校、受け入れ児童生徒数は1800人。特に高校の不登校特例校は公立0、私立4校 進学先の多くは通信制でその先は行方不明。対応するスクールソーシャルワーカーも50%が年間10日も来ない。配置はされているかもしれないが現実的に機能しているとは言えない。
不適切指導について質問:学校での厳しい指導で自死にいたった生徒さんもいる。指導提要に不適切指導をしないように記載して、各学校長に徹底した通達をしてもうらうよう意見。
新サイバー犯罪条約について:特集で話している内容を普段はなししている担当者とやり取り。
クレジットカード会社等に対する規律:適法な創作物でも規約等によって取引を禁止されている事例、創作物を取り扱っている事業者に対して取り扱いをやめるか契約を解除するとかを迫るケースがある件について質問。政府も事実を把握していると回答。(根底にあるのはプラットフォーマー規制。主権を侵されているようなもの。)
ゲーム行動症とひきこもり:NHKがキャンペーンはったり某国立病院がキャンペーンはったりしている。科学的なエビデンスがあるか質問。現状エビデンス無いとの回答を受ける。
クレカ問題については把握していないとのことだったが、話を続けているうちに現状を把握している、というふうに変わってきた。将来キャッシュ列が8割になって大多数を含めるクレカが規約で決済の可否をきめられたら日本としてもおかしくなる。プラットフォーマーの日本支配は怖い。主権守れてる?表現の自由以上の問題。
AIのイノベーション阻害(問題のある使い方、問題のある開発)は検討必要。
[トピックス] 山田太郎の一週間 「こども・若者」輝く未来実現会議 (1:09:45)
「こども・若者」輝く未来実現会議 1000万人の会員数をもつ会の協力を得てアンケートを実施。アンケート結果を概要を紹介。
デジタル社会推進本部 AIの真価と実装に関するPT
プリファードネットワークス 西川徹様 ※ペガサス企業
[お知らせ] 山田太郎フォーラム@札幌 (1:13:05)
山田太郎フォーラム@札幌
4/16(日) 東札幌駅周辺 参加費:無料
[エンディング] エンディング (1:13:50)
留保が残ってほしい。AIについては周囲のイラストレーターと会話していても最初は黙認していたが悪用される面もでてきたので読み込まないでほしいになっている。当初34条の4でAIを育てるために情報を食わせるのはOKとしていた、ChatGPTみたいなのが出てくるとは思っていなかった。34条の4を作った当時は出てきたものがOKかは想定されていなかった。AIで文章作ってそれを改修しただけで著作権が発生するのか?JASRACにも大量の曲が申請されてきていて、人間が作ったものか?という状態(おそらくAI)。
創作者たちをどう守っていくか考えていきたい。34条の4を拡大解釈している人もいる。