花粉症の人必見!これを見れば花粉症の最新情報も分かる!《2023年版》花粉症対策〜政治の力でどのように解決するのか?〜
タイムテーブル
[開始] 開始 (0:01:32)
今日は小寺秘書担当
[特集] 花粉症の人必見!これを見れば花粉症の最新情報も分かる!《2023年版》花粉症対策〜政治の力でどのように解決するのか?〜 (0:02:05)
[ニュース] スギ花粉飛散シーズン到来・・・ (0:02:31)
前年比150%@東京、神奈川194% 過去10年間最多。気象庁にレクで聞いたら去年の夏の発育が良かったとのこと。
夜になると薬が切れるので辛い。by小寺さん
[特集] 花粉症の人は20年で2倍以上に (0:04:25)
有病率も増えている。20年で2倍以上、経済損失も2000億超える。
諸症状によって作業中もぼーっとする。
山田太郎事務所も多い。山田さん自身は軽症だが時間の問題と思っている。
[特集] 過剰な国策植林がスギ花粉症を生んだ? (0:06:57)
国の過剰な植林が失敗だったのでは?花粉、借金、鳥獣問題。
借金:国有林野事業は3.8兆円の累積債務 今でも利子が100億円つく。利子を返している状態。
日本の森林 日本は7割森林。41%が人工林。
国の森林資材に対する年間伐採量は他国に比べると少な目。輸入林(アカマツ)を使うケースも多く年間伐採量は少なめ。
森林蓄積の推移:人工林はどんどん増えて行っている。植林と伐採のバランス。
森林面積の内訳:57%が私有林。国有林は国の予算で管理されるが、私有林は個人管理。林業で儲かってたころは管理されていたが、林業から撤退すれば枝切りがされず山が荒れる。
再造林費用の現状:育林経費のうち造林初期費用は約7割。(184万円/ha)
[特集] 儲からない林業 (0:11:17)
林業は非常に厳しい状態になっている。
木材供給量と木材自給率の推移。全体的に輸入木材比率が高い。昔は山を持っていれば生活できてた(金のスプーン)がどんどん価格が下がった。
丸太価格にかかるコスト比較:海外から運んできた方が安い。
スギのコスト:価格が下がってて厳しい。
作りすぎたスギ植林:スギは444万ha、スギはお金(間伐費用と維持費)と手間がかかる。
鳥獣被害:158億円/年 被害防止の為に120億円/年
主な鳥獣の捕獲数:イノシシ、シカ、サル、カモシカ、クマ
林野事業の失敗:売れないスギ、花粉、借金、動物の住めない森。
スタートしたときは戦後家を建てる材料・燃料として使われていたが現状すべてが木材ではない。輸入材の方が安い。
歴史的なところでは、スギ植林する直前に行って切り倒したい。byめぐめぐさん
これだけ見てても政治家が花粉症に取り組まないといけない理由が見える。経済損失もだが、花粉症の原因が何かが見えた。選択を失敗した。。。by小寺さん
[特集] 花粉症対策の全体像 (0:19:30)
花粉症対策全体像:
生成:飛散量を減らす、飛散:飛散情報を流す、暴露:※国の取り組みなし、発症:ワクチン・処方など
花粉症対策の現状(視察・ヒアリングを実施したもの):生成・非産・暴露・発症の各フェーズでの対策を総合的に推進することが必要だが、暴露の取り組みが不足している。
国、研究、民間の取り組みを紹介(図)。(山田さん・小寺さんの力作)
国が暴露に取り組んでいない理由は担当者がいないため。屋内の空気は誰が責任をもつのかは不明。毎年担当省が変わる。
国における花粉症対策の実態:過去に2回やっただけ。経済損失2000億超える上、国民の半分が罹患しているのに。
関係省庁担当者連絡会議もWeb会議1回で終了。文科省はオブザーバー参加だけど報告した旨山田さんにも連絡があった。
[特集] 花粉症の発症メカニズム (0:26:50)
発症のメカニズムを簡単に説明。初回:敵か判断する・2回目:敵に対処する。
例)敵と判断したらくしゃみしてからだから追い出す。
なぜ敵と判断されるか?山田さんより説明。アプローチする箇所(IgE抗体生成、ヒスタミン放出)
舌下は初回(敵か判断)にアプローチ(IgE抗体生成) 減感療法。
花粉症の重症度に応じた治療の選択:重症・最重症が追加(抗IgE治療薬)
気を付けないといけないのはIgE抗体生成のしくみを壊さないようにする点。花粉のみにはたらくIgE抗体生成を阻害するようにしないと免疫が働かなくなる。
花粉症に関する研究:花粉症の有病率を調査
厚生労働科学研究:免疫アレルギー疾患政策研究事業(7000人規模の調査)、AMED:免疫アレルギー疾患実用化研究事業(免疫すべて止めるのはNG、花粉だけにはたらくように、副作用もある)
文科省科研費研究:若手研究や基礎研究が占めている。特効薬につながる研究は少ない。
ワクチン開発:国も取り組んではいた。2種類のスギ花粉抗原を合成して開発。
ワクチンのメカニズム → ワクチン研究中止(理由:舌下減感作療法を上回る明確な有用性が見いだせなかった)
応用を含めてオールジャパンで取り組むべきと思うが、この分野に対しての申込が少ない。テコ入れしていくべき。
舌下免疫:すごい時間がかかる(半年スパンを3年継続、途中で医師の診断が必要)
[特集] 舌下免疫治療法 (0:42:14)
舌下治療の錠剤。
舌下免疫治療法のメリットとデメリット
メリット:8割実感、長期的な症状改善・治療が期待できる etc…
課題:治療が最低3年の長期間 etc…
受けた人の感想。
[特集] 花粉緩和米 (0:43:41)
花粉緩和米:国の機関が研究しているもの。
食品として花粉の成分を取り込んで、腸に届かせて働きかける。薬は胃でとけてしまう。スギ花粉アレルゲンを食物として少量ずつとりこんで敵でないと学習させる。
スギ花粉米の開発の進捗状況:安全性・有効性の確認を確認していかないといけない。実用化されるまで計5-6年。今はデータを集めないといけない時期。
政治的にできるのは審査優先順位をあげて急いでやる、とかは働きかけてもいいと思う。
[特集] 花粉の飛散と曝露 (0:48:00)
主な花粉の飛散時期:2~4月がひどい。GWを過ぎてくると少し楽になるけど、次はコメ、ブタクサがくる。北海道や沖縄はすくないので非難する人もいる。飛散時間帯は14-15時台が多い。
花粉の多い日:晴れて、気温が高い・空気が乾燥して風が強い、雨上がりの翌日や気温が高い
花粉が飛ぶ植物の紹介。
都道府県別スギ林面積とヒノキ林面積
世界三大花粉症:イネ科花粉症、ブタクサ花粉症、スギ花粉症
スギ花粉症は日本特有、研究は世界からも注目されている。
暴露について 環境相「花粉症環境保健マニュアル」わかりやすいのでおすすめ。
暴露を防ぐ方法を紹介。インナーマスクの作り方もあり。
インナーマスクの効果:99%花粉をカット。
鼻の中と目に入る花粉数:メガネかけるだけでもだいぶ違う。
素材による花粉付着率:花粉が家にはいる要因は洋服
[特集] 花粉の発生に対する対策 (0:54:31)
3本の斧 花粉症対策の推進
スギ実行林の伐採や利用、植え替え(小花粉杉、無花粉杉、広葉樹)、出せない:スギ花粉の発生を抑える。
林野庁方針は小花粉杉と無花粉杉に植え替え。
小花粉杉と無花粉杉 視察(国研)森林総合研究所林木育種センター等
多種の植物が植えてあるので花粉症の人には地獄。国会議員で見に来ているのは山田さんくらいとのこと。
花粉の少ない花粉(スギ):小花粉杉・無花粉杉
現状植樹の半分くらい。2016年から一気に倍になった。なぜ100%にならないか?地域によって苗の特性が異なるため。植林をしている人も生産性を考慮して小花粉杉・無花粉杉を使わないという側面もあるので周知が必要。入れ替わるためには最低20年かかるので、全部入れ替わるには50年かかる。後世に花粉症をのこさないためにも必要。
飛散防止剤(スギの雄花を枯死させる微生物を散布し飛散を防止):黒カビ処理。直接つける必要がある。ドローンでうまくいくかもしれないけど、大量に巻く必要があるのと他の樹木に影響ないか確認が必要。黒カビは自然界にあるスギの雄しべにしか効かない(日本にしかない)黒カビ。
コストに苦戦。
CLT材:超高層ビルでも建てられるように。今は木材だと2~3階まで、あと燃えやすい。ドイツは進んでいてBMWのセンターはCLT材製。
チップから改質リグニン:ペレットに加工。改質リグニンを使用した自動車内外装部品(ボンネットなど)を紹介。改質リグニンでできる製品:電子部品にも応用可能。
リグニン:木の中の3割をしめている。リグニンと総称される成分として木材中にある。
工業材料化が困難とされてきた理由:多様性問題、変質問題
ただ、日本のスギのリグニンは安定性が高いのでリグニンを作るうえで優位
活用されていない森林資源の有効利用。改質リグニンのコストダウンの推進。
夢がある、コスト面は難しいけど政治面でも応援したい。by小寺さん
[特集] 山田太郎は花粉症に対して何を取り組んでいるのか (1:06:15)
農林水産委員会 花粉症を政治の力で撲滅したい!
2013年時点で林芳正農林水産大臣に質問。2014年にも。昔はハクション議連あったけど解散してしまった。2020年も発言。
[特集] まとめ (1:09:00)
10年前まで何もやってなかったことが半分までいったのはすごい。byめぐめぐさん
今後も花粉症についてはやっていきたい。皆さんがほしいのは即効性だと思う。
順天堂大学で開発している花粉症アプリ(自分の症状を入力)で症状解析もしている。
[トピックス] 今週の山田太郎(の一部) (1:11:12)
山田太郎の1週間の一部(2023年2月24日~3月1日)
経済産業部会(知財)、「こども・若者」輝く未来実現会議(乳児院問題:泣かない赤ちゃんが増えてきた。15~6人の赤ちゃんに1人の保育士。愛着障害が課題。)、花粉症に関するレク(厚労省、文科省、環境相 etc…)、刑法 撮影罪&不同意性交罪に関するレク(法務省):不同意性交罪についてはどうみても広げてしまっているように見える。撮影罪:わいせつという文言の意味があやふや。明日も法務省とやり取りする。金曜にも自民党内で話すが、変な方向にいかないようにしたい。趣旨はわかるがこのままでいいかは疑問なのでしっかりやっていく。
文部科学部会、文科立国調査会、知的財産戦略調査会 合同会議、文化振興に関する基本法を今作成中だが、AIについて過度に推進するように作られている。個人の権利を侵す可能性もあるので、技術振興だけを進めるのはおかしいので基本法の見直しを迫っている。来週以降お伝え予定。
ネットにてインボイス制度に対しての山田さんの姿勢を言われているが、課題はあるので延期すべきというスタンスは変えてない。法律としては2016年に可決されているが、環境と事情が変われば議論されるべき。総理も答弁にて課題あると言っているので、課題多いものをそのまま実行していいのかということを今後も引き続き追及していきたい。
所得税法の一部改正でインボイスの質疑が行われ、可決されたとのことだが、そのまま認めたわけではなく、インボイスの緩和措置を作ったという事。ネットでインボイス制度が衆議院でそのまま可決されたと言われているのは誤解。インボイスがこのままなのは問題と思っている。参議院でも検討する機会もあるかもしれないので引き続きやっていく。
[エンディング] エンディング (1:23:35)
山田さん今週疲れてた。憤死しそうとのこと。自民党内でも戦っているケースがある。気を使いながらやってる。なんでも反対しても通らないので、どう変えればいいのかどこがまずいから止めないといけないのか、周囲の味方を作りながら慎重にやっていくことが多いので疲れる。
どうやっても批判は出る。離党はでは止まらない、最悪の状況にならないよう緩和させても「賛成しているじゃないか」と言われる。インボイスについては賛否の意見は来ている。いま経済が冷えている状況で増税はよくない。与党からの反対はあるが、理解した上で火中の栗を拾いに行ったので覚悟はしている。
内閣委員会も始まる。マイナンバーの議論も始まっている。付帯も調整いるので3月以降から6月末の会期末まで忙しい。
次回は新サイバー犯罪条約をやる予定。もしかしたら撮影罪や不同意性交罪について話すかも。